昨晩、夕飯を食べて、のんびり風呂に入って、横になり
ダーの子を欲しかった気持ち・・・初心にかえらなきゃなぁ~。
なんて思っていたら、何やら尿もれ・・・なわけはなく、トイレに行ってみたら、ダラダラっと破水。
おや、懐かしい生臭さ。
・・・破水からお産って、初めて。
つか・・・陣痛が来てないけど。
数分フリーズ。
ダーは今、風呂。何する?電話・・・あ、病院。
てなわけで、病院に電話。
家が遠いから、入院に。
風呂場に行くと、物音がしない。・・・寝てる(-_-)zzようだ。
声をかける。
「あのー、産まれそうなんだけど、病院まで行ってくれる?」
バシャッバシャッと水音をたてながら、パニくったダー。
「え?あ?産まれ・・・うそ!いま?・・・あっ・・・あっっ電話!」
「したよー。あわてなくて大丈夫」と余裕な返事をした私もパニくった。
入院バッグと、普段のバッグを持つつもりが、普段のバッグを忘れ、何より携帯を忘れた。
ああ、もう・・・。
いつも安全運転のダーも、この時ばかりは速い速い。
「ピーポーピーポー!」救急車のつもりである。
山道は車もいない、午前0時。やけに明るくて、満月かな?とか思った。
案外のんきに病院に到着。
陣痛室でベッドに横になる。かなり水が出るも、陣痛が来ない。
注射を打つ。少しずつ腰や足の付け根の骨が痛みだす。今回の陣痛は骨を砕く勢いだ。
ダーは隣のベッドで爆睡。
腹出してジャージに手を突っ込んで・・・こんなとこで、こんなリラックスして寝れるとは・・・。
仕事は休めないので、仕方ない。
結局、明け方に帰った。
私の携帯、どうにか持ってきて、と頼んだ。(後に間違いだったと気付く)
一人になると、隣のベッドにかなり陣痛が進んだ人が入った。
甲斐甲斐しく妻のサポートをする旦那さま。・・・うらやましい。
淋しくなった。
陣痛は骨をガンガン痛くする。が、間隔が狭くならない。
時々遠退いて、その間に寝たりして。
だけど骨を直撃する激痛は増す。
一人で耐える。
10時ころ、いきみたくなってきたが、診察すると言われて診察室へ。
先生「まだ7センチだなぁ。つらい?」
いきみたいのを我慢する。
我慢しすぎて、淋しさもあって、過呼吸発作に。
看護師さんに抱き抱えられて陣痛室のベッドに戻るが、絶え間ない強烈な陣痛と、いきみたい波に逆らえず、ベッドに腰掛けたかどうか、あたりで・・・叫び、ました・・・だめ、出ちゃう!!
ええーっ!!待って!!準備するから!By看護師
みんな大慌てでベッドに防水シートを敷く。なんやかや、運び込む。
まだ!まだよ!呼吸して!!
だめ!出るぅー!!
・・・にゅる、ぽうん。
出ました。
ベッドの上で。
出したらスッキリ。手足はひどく痺れ筋肉硬直してたけど。
出産自体は安産。
若干裂けたけど、ごくわずかで、頭にライトを着けた先生が縫った。
・・・そっか、分娩室じゃないから、照明が無いんだ・・・にしても、先生・・・炭坑みたい。
元気な男の子ですよ!ほら!
見せられた我が子、あれ?意外と小さい!
てきぱき処置されて、しばらくして我が子がベッドに。
・・・ダーそっくり。
母乳をやってみたりした。
やがて「間もなく産まれます」との連絡を受けたダーの母と姉が来て、もう産まれたの?!とビックリ。
義姉の携帯を借りて実家に電話。父が出たので1分で終了。
ご飯を少し食べて、病室に移動。
義姉に家の鍵を託し、携帯を持ってきてと頼んだが、何故かダーが持って行っちゃった。
ガーンΣ( ̄□ ̄;
ってなわけで、猫の世話までしてくれた義姉に再び携帯を借りて母に電話。
まぁ、のんきである。
その後、義兄の嫁や義父が来て・・・爆睡したのち、やっとダーが。
さすがに仕事は早めに切り上げて来てくれた。
我が子に対面。照れまくり。ニコニコしっぱなし。
ダー帰宅後、メールにて、いろんな意味のある名だと知る。
あっぱれ、バカ殿。素敵です。
そんなこんなで、やっと携帯を手にした私。
・・・おやすみなさい。
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